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5つのステップの検証 | ユマニチュードを認知症介護に取り入れる~入門書と介護師の声~[認知症の窓]

5つのステップの検証

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介護士から見たユマニチュード

5つのステップの検証

既に行っているが、おろそかにしてはいけないケアの手順

ユマニチュードの5つのステップとして、以下の5つがあります。

  1. 出会いの準備
  2. ケアの準備
  3. 知覚の連結
  4. 感情の固定
  5. 再会の約束

前述しましたが、ユマニチュードは格別に目新しいことはないのです。しかし、ケアの真髄を的確に述べられている、おろそかにしてはいけないケアの手はずの要素が詰まっています。

この5つのステップは、明日からのケアに取り入れようと思うと素直に飲み込める内容です。ユマニチュードでもっともわかりやすく共感できる技法でした。

この何かのステップを抜いてしまうことは、人とコミュニュケーションをとるなかでマナー違反でとてもぶっきらぼうに感じます。と思うと同時にすでにこれはケアの場面において多くの人がこなしていることだとも思いました。

知らず知らずのうちにこれは既に現場で実践されているのではないでしょうか。

入室や訪問した時のコンタクトの取り方、ケアに入る前の声かけや準備、見て触れて相手の反応の確認・・・。なぜその段階が必要なのかは読めば一目瞭然。本当に人と接するなかで大切なステップなのです。

ユマニチュードを知り実践することで、ステップがもたらす心理のいきさつや相手の感触が、今までよりさらにつかめると思います。

5つのステップを省くと一方的なケアになりかねない

ユマニチュードの根本は「人とは何か」「ケアをする人とは何か」です。ユマニチュード5つのステップは認知症ケアのどのような場面でもとても有効に活用できます。

「ご飯の時間ですよ。」
「お風呂に入りましょう。」
「トイレに行きましょう。」

いきなり言われた時の心境を考えてみてください。言う側(ケアをする人)は自分が何者か当然わかっているし、何をする時間なのかの目的もはっきりしています。しかしいきなり言われた方にとってはそうではありません。認知症の人に限らず、もし突然入室してきた人に言われたら・・・意味がわからず、困惑しますよね。

5つのステップを通して「あなたと私」が存在することが、知覚・視覚ではっきり印象付けることが出来ます。(今何をやっているか)周囲の様子や時間で判断することは認知症が進行すると困難なケースが多く、認知症の人に対して5つのステップを省くと一方的なケアになりかねないということです。

 


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