家族が実践するときのアドバイス

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介護士から見たユマニチュード

家族が実践するときのアドバイス

ユマニチュードを家庭での介護で

ユマニチュードは施設・病院に限らず、家庭での認知症ケアにもとても有効な技法です。

4つの柱は、認知症ケアをするうえで欠かせないポイントになります。介護士だからできる介護、家族だからできる介護、どちらも存在して、どちらにもメリットの部分があります。

ユマニチュードに「ケアのレベルを見極める」とありますが、介護士のようにいろいろな症例を知り専門的な知識がなかったとしても、ケアを受ける人の生活習慣・性格や本人の希望は家族が一番つかんでいます。性格によって、ケアの仕方や目標の立て方は変わってくるものです。

生活習慣から見出す目標や望むケアは、認知症ケアに効果的です。家庭だからできることがあります。介護士はその方の情報を得ることはできますが、家族のように今までの様子や性格を家族のようにわかることは、難しいのです。

ユマニチュードがもたらす安心

ユマニチュードを家庭で取り入れる最大のメリットは、介護を受ける人(認知症の人)が感情や行動が安定すると、介護する人(家族)も心理的にも体力的にも楽になるということです。

お互いの心的ストレスが軽減すると、心のゆとりが出てくるものです。

しかし、ユマニチュードの5つのステップのような点についてはあまり型にはまらず、神経質にならないほうが家庭では自然な会話や動作になるような気がします。

安定したゆとりの方向にすぐ行けるものとは、決まっていません。あせらず、ユマニチュードにとらわれすぎずに、最初から全てを実践すると捉えるよりは、「ユマニチュードは一つの方法」として無理なく家庭に取り入れるといいのではないでしょうか。

こんな時どうする?とケアに困った時、「ユマニチュードならどうするだろう」と考えてみてください。一つユマニチュードを実践してみると、いろいろな場面での応用が出てくるものです。
最近ではテレビでも特集が放送されていました。講演会や勉強会も行われています。

認知症の本人とそれを支えるみなさんが、少しでも前向きに無理なく過ごされることを、お祈りしています。